夏になると毎年熱中症で倒れる人がニュースで報道されていますね。
熱中症は身近でありながら、あまり危険に考えていない方が多くいます。
熱中症の症状はどんなものか、熱中症になったら食べ物や飲み物はどうしたらいいのかなどについてまとめています。
熱中症の症状は発熱だけじゃない!頭痛や吐き気も
熱中症の主な症状としては、
めまいや顔のほてり
体のだるさ
筋肉のけいれん
吐き気
など様々ですが、ひどくなると意識障害などを起こす危険もあります。
熱中症というと汗をかいていると思うかもしれませんが、汗をかかない場合もあります。
本来であれば体温調節のために汗をかくはずなのに、その体温調整が出来ない状態であるので危険です。
症状がひどい場合にはすぐに病院で受診しましょう。
また、熱中症は屋外で起きると思う方も多くいますが、屋内でも発生しています。
特に体が弱い子供や高齢者は注意が必要です。
熱中症の症状で頭痛に!対処法は?
熱中症は気温が高いだけでなく、湿度も高いと起こりやすいです。特に蒸し暑くなる梅雨明けに発生しやすいといわれています。
ですので、気温だけでなく湿度を下げる工夫も必要です。
熱中症の症状の1つとして頭痛が起こる方もいます。
通常は休んでいれば数日から1週間程度でおさまりますが、長く続く場合には病院に行きましょう。
熱中症かなと思ったら、
室温を26~28℃に調整し、休む
体を締め付けない服に着替える
水分補給をする
おでこや首の後ろ、脇の下、足の付根などを冷やす
などの対応をし、体をしっかり休めましょう。
1人で無理かなと思ったら必ず誰かを呼んでください。
熱中症を甘くみていると大変です。
熱中症になったら食べ物や飲み物は?
熱中症の時におすすめの食べ物は
梅干しなど疲労回復のクエン酸を含むもの
野菜・豆類などカリウムを含んでいるもの
豚肉などビタミンB1を含むもの
がいいですね。
とはいえ、食べられない時は豆腐やポタージュ、ゼリー、ヨーグルトなどでも構いません。
無理のない範囲で口にするようにしましょう。
飲み物は、OS-1などの経口補水液があるといいですが、なければスポーツドリンクや麦茶にしましょう。
カフェインを含むものは利尿作用があるため避けるようにしてください。
経口補水液は自分でつくることもできます。
水1リットル(一度沸騰させて冷ましたもの)
上白糖20~40g
塩3g
一度にたくさん摂取するのではなく、少しずつ飲むようにしましょう。また、自分で作った経口補水液はその日のうちに飲みきる量にしてください。
熱中症になったら何日休む?お風呂は?
熱中症は軽度であればその日のうちに回復しますが、病院にかかるほどであれば数日は休むようにしましょう。
特に仕事が外での営業だったり、工事現場だったり屋外での活動時間が長い場合には要注意です。
医師に相談してみてください。
軽い場合も翌日に様子を見て、体調が戻らないようであれば1日は休みをとっておいたほうがいいですね。
また、熱中症の時にはお風呂に入ろうとしてはいけません。
暑いからと汗を流したくなるかもしれませんが、体を濡らしたタオルで拭う程度にしましょう。
熱中症は日頃の予防が大切です。
・こまめに水分補給をする
・気温が高い日に無理な運動をしない
・吸水性・通気性のいい服を着る
・体調管理に気をつけ、食事や睡眠を十分にとる
これらを意識し、熱中症にかかる前に予防をして夏を乗り切りましょう。